空中写真測量（3次元測量）

無人航空機（ドローン）に搭載したジンバル（手ぶれ補正装置）付きカメラで撮影。そのデータを基に、広域の地理・地形情報を精密に抽出する技術です。

高低差の著しい現場は、監視者とは別に監視用ドローンを同時に飛行させ、測量機の高い樹木への衝突等を未然に防止します。

オーバーラップ90％・サイドラップ60％以上の規定で起工測量範囲16500㎡を計測した結果、1000枚の写真を記録しました。AGI PhotoScanにデータを取込み、全ての写真の画質を確認後、解析→点群化します。

解析・点群化が完了しました。精度もまずまずです。一つ一つの点が正確な位置情報を有しています。

点群ファイル(XYZ TXT)を書出し、点群管理ソフトに取込みます。平面線形データを入力すれば起工測量(縦横断測量)が完了します。従来のように何日も現場を計測する必要は無くなりました。

月毎の切盛り出来高も視覚化できます。

完成した３次元データを、ICT（情報処理技術に対応）重機にインプットすれば、情報化施工の始まりです。

ロケハン→基本測量→対空標識+検証点の設置→フライトプランの設定→フライト→写真解析→精度確認→３次元モデル構築→成果物納品

上空から撮影した写真は、レンズと対象物との距離による位置のズレで、遠近感のある写真（中心投影画像）になります。その写真を自動的にオルソ（正射投影）画像に変換して測量精度を向上させています。
※オルソ画像とは、歪みが無く位置が正しい画像のことです。